トイレ掃除の法則

  • 2021.11.19

あるお寺の住職にお話を伺ったところ
そのお寺では、修行の段階に応じて、掃除をする場所が4つに分けられているそうです。

もっとも修行の浅い人は、建物の外の庭掃除を担当します。
その次の段階に進むと、廊下などの建物の中。
そして、さらに修業が進んで3段階になるとトイレ掃除。
最高位の修行僧は、本堂の仏壇という分けられ方でした。



また、鎌倉時代初期の禅僧であり、日本における曹洞宗の開祖である道元禅士は
その著書「正法眼蔵(しょうほうげんぞう)」のなかの
「洗浄」のいうテーマの中で、次のように記しています。

「東司(お寺のトイレのこと)は、仏の道場なり。」



さらには、神社の宮司さんかたは、こんな話を伺う機会がありました。

家の中で、神様たちが担当を決めるとき
玄関や台所、座敷などの担当はすぐに決まったものの
便所を担当する神様のなり手がなく
いちばんえらい神様が担当することになった。

というお話です。



これらの話しは、仏教でも、神道でも、トイレを重視していて
大切に扱っていることを象徴しています。
トイレは、人間の生命活動を完結させる「大切な場所」です。
清掃のプロとして、ノウハウと熟練を活かして丁寧に清掃いたしております。

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